「改革」にも慣れてきました

現在、上越教育大学では大学改革の真っ最中でして、いろいろな書類を書いたり会議が開かれたりしています。

大学に勤務していると、どこの大学でも、ことの大小や本気度の違いはあれど「大学改革」という言葉が飛び交っていますので、僕としては「改革」という言葉に慣れてしまいました。

「大学は教育と研究をする場所」(ここ最近では地域貢献なども業績になったりします)だと言われていますが、「大学は大学改革をする場所」と言ってもおかしくないぐらい、大学改革が大流行です。

これまで4つの大学で働いてきましたけど、神戸学院大学ではポートアイランドキャンパスが開学し、福岡女子大学では学部学科改組で国際系への転換の時期でした。帝塚山大学でも何かやっていたのでしょうし(とにかく会議ばかり多くて長かったことしか覚えていません。苦笑)、今は教育系大学・大学院の未来に向けた改革の検討が行われています。

大学改革を通じてより良いものになっていくでしょうから、この流れは今後も続くことでしょう。

ですが、これまでの僕の経験の中では、同じ大学に長く居る方々(特に私立大学の事務職員)は、自分の大学内の事情にはとてもお詳しいのですけど、何のために大学改革をしているのかよくわからないまま「大学改革をやる」ことに全力になる人が出てきます。そんな人がそれなりに上のほうに居座っていると大変ですね。

大学改革で必要なことは、国内外の他大学や社会の動きに敏感であるべきですし、教員や学生の気持ちを動かすことが出来なければ、名ばかりの改革になってしまうことでしょう。

本日、科学誌Natureの特集記事を見ながら、日本のトップ大学の大学改革はどんどん突き抜けていって欲しいと思いました。

僕は地方大学の1教員として、自分の所属するコース・科目群において魅力的な教育や研究が出来るよう頑張ります。

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