学校栄養職員(栄養教諭)の現場
この夏休みには兵庫県教育委員会主催の栄養教諭講習会講師などもつとめましたが、公衆栄養学の分野の中で最近注目されているのが「食育」です。生活習慣病予防のために、健康栄養相談室や健康運動大会などを企画していますが、大人になってから食生活を変えるのは難しいのですね。そこで、子どもの頃から正しい食生活を身につけることが大切になり、学校の現場における「食育」の大切さにつながるわけです。。。現在、大学のすぐ近くにあります「明石市立松が丘小学校」と共同研究の形で「食育」をより発展させるための交流をおこなっています。先日、学生と一緒に松が丘小学校に行きまして、1年生児童と一緒に給食を食べてきました。ランチルームでの給食で、この日のメニューは、パン、パプリカ入りのナポリタンスパゲティー、ブロッコリーとコーンのサラダ、牛乳でした。都会の給食は美味しくないと聞いていましたが全然そんなことはなく、栄養士さんと調理師さんのおかげで大変美味しかったです。
もちろん一年生の食事量は少なくて、児童に混ざって(いや、率先して?!)おかわりしてしまいました。笑。この夏の「親子栄養教室」で行った「箱の中身当てクイズ」を学校栄養職員の先生が児童に行い、その後野菜を切って実際に臭いをかいだりさわったりして児童に興味を持ってもらうことが出来たと思います。
その後は「ピーマンマン」の物語。好き嫌いなく食べると元気になるよ、のメッセージ。児童の反応はなかなか良かったです。キャラクターものはやはり人気ですね。すごく参考になりました。このクラスはピーマン嫌いは少なかったようで、最近はピーマンは嫌われてないのかもしれませんね。
みんな真剣に見ています。今回の訪問で一番気になったのは食がすすまない児童が数人いたことですね。好き嫌いもあるかと思いますけど、それだけではなくて、普段からあまり食べないようです。このように現場に足を運ぶことで教科書だけではない情報が入ります。これからも大学生学生と小学校児童の交流を進めていきたいと思います。
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